今回は、建築学科1年生の授業内容について説明していこうと思います。
これから建築学生になる方や新入生に向けた内容となっています。
建築学科1年生はこのような授業があるという、目安として参考にしてみてください。
✅ この記事を読んで分かること
- 建築学科1年生の主な授業内容
- 時間割の例・特徴
- 1年生で大変なこと
それぞれ見ていきましょう!
建築学科1年生の主な授業内容
建築学科の1年生の授業内容について説明します。
1年生は通年で建築の基礎を学んでいきます。
前期と後期でそれぞれ重要となる点をまとめると以下のようになります。
- 前期:有名建築のトレース
- 後期:小規模の設計
前期・後期それぞれ説明していきます。
前期
1年生前期は、有名建築のトレースをメインとして行います。
トレースとは、図面を描き写すことです。
有名な建築物の図面を見て、それと同じように自分で図面を描きます。
図面を写すことがメインとなりますが、模型製作についても学んでいきます。
模型についても、有名建築を用いて1/100や1/50サイズなどで作ります。
このように、1年生前期では「図面の見方、図面の描き方、模型の作り方」を製図道具・模型道具の使い方と一緒に学んでいきます。
後期
1年生後期は、小規模の設計をメインとして行います。
おそらく多くの大学は、一戸建て住宅などの小さめの建築物を最初の設計課題として出します。
自分で建築物を設計することが初めてということもあり、小規模なものを扱っています。
建物を設計する時は、敷地情報も一緒に考えなければいけないのですが、最初の設計ということで無視する大学もあります。
本格的な設計は、大体は2年生から始まりますので、2年生からは敷地情報も一緒に考えていきます。
合わせて:【初めての】建築設計課題の進め方
時間割の例・特徴
ここでは、建築学科1年生の時間割の例を紹介します。
これらは私が1年生時の時間割となっています。
科目名について少し説明します。
- 一般は、数学や物理、英語、人文系、体育などのことを指します。
- 製図は、設計製図などの授業を指します。
- 専門は、建築関係の専門科目のことを指します。
特徴
前期は一般科目が多くありますが、後期になってから専門科目が増えてきます。
設計製図の授業に関しては、私の大学では3コマ使っています。
他の大学においても、少なくとも2コマ~あります。
後期になって専門科目は増えますが、基礎的な内容なのでそんなに難しいことはありません。
あるとしたら構造力学くらいだと思います。高校の物理が理解できれば特に問題ないですが。
注意点
少し本題とずれますが、できれば時間割は空きコマを作らない方が良いという事について触れておきます。
私の時間割見ると分かりますが、1年生の時は空きコマを作っていました。
ここで思ったのが、空きコマの時間が暇すぎるという事です。
空いた時間にやることがあればいいですが、ないならばオススメしません。
このことから、私は2年生からは空きコマを一切作りませんでした。
1年生で大変なこと
1年生の時に大変だったことについて書いていきます。
結論としては、前期の製図・後期の製図です。
一言で言うと、「結局は課題が一番大変」ということになります。
それぞれどんな面が大変なのか説明していきます。
前期の製図
個人的には、4年間の中で1年生前期が一番記憶に残っています。
理由としては、慣れない環境に慣れない道具で慣れない図面・模型課題をすることに苦戦していたからです。
建築学生になる前は、普通科の高校生だったので、建築関係のことには何も知識がありませんでした。
全てが初めての体験なので何をするにも時間がかかりました。
あとは、普通に課題が多かったのでそれも理由です。
後期の製図
1年生後期は、小規模の設計ではありますが、自分でアイディアを出して図面を描くのは初めてのことです。
前期は有名な建築物の図面を写すだけだったのが、自分で考えて図面を描く必要があります。
自分で考えるという点で苦戦したのが、大変だった理由となります。
作業内容的には、慣れもあったので前期ほどの疲労は感じませんでした。
最後に
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
- 1年生は建築の基礎を学ぶ
- 前期は一般科目が多め
- 後期から専門科目が増え始める
- 前期は慣れないことが多すぎて辛いけど慣れれば大丈夫
- 課題の量は多いけどこれも慣れる
建築学科1年生について簡単にまとめてきました。
建築学生はおそらく入ってすぐが一番戸惑うと思いますが、慣れます!安心してください。
本記事が参考になっていれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
このブログでは、建築学生に関する情報を取り上げています。
他にも気になったものがあればぜひ見ていってください。
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