今回は、設計課題を進める上で欠かせないエスキスを受ける上で注意する点について解説していこうと思います。
エスキスを有効に使いたい方や、エスキスが苦手という方向けの内容となっています。
本記事を読めば、エスキスをする上で重要な点について分かります。
さっそく結論ですが、エスキスで一番大事なことは自分の設計を把握することです。
以下に、理由を説明していきます。
自分の設計を把握する
自分の設計を把握することでエスキスの際に話を詰められることが少なくなります。
具体的に、エスキスをする前や案を考えているときにどのようなことをしておくべきかを書いていきます。
- 今回の案は、前回の案と比べて何が違うのか明確にする。
- 当初のコンセプトがある場合はコンセプトとのずれはあるか
- 設計の意味を言えるようにする
以上のことをすれば、エスキスの際に自分の考えが先生に伝わりやすくなり、先生が困ることもなくなり、ダメ出しだけでなく的確なアドバイスがもらえるようになります。
以下に理由を書いていきます。
前回の案との違いを明確にする
先生も人間ですので前回のエスキス内容を完璧に覚えていることはできません。
エスキスを受ける前に、わかりやすく前回との違いが言えるようになっておきましょう。
そうすれば、お互い無駄な時間を使わずにエスキスが進みます。
スムーズに進むことでストレスなくエスキスができます。
コンセプトに関して
自分がどのような設計にしたいということ、そしてこんな設計をしたという成果を毎週のように見せるエスキスの場において、当初のコンセプトとのずれは致命的です。
自分のコンセプトをすでに提示していて、エスキスを受けていくうちにコンセプトからずれていくとなると、先生からは何をしたいのか分からないと言われることになるでしょう。
コンセプトを変えるなら、自分から「当初のコンセプトとは変えてみようと思います」という説明をしましょう。
コンセプトを変える場合は、なぜ変えるのか理由を明確にしてください。
変えることによるメリットがあれば、伝えられるように準備しておきましょう。
設計の意味を言えるようにする
設計をする際は、その空間にどんな意味があるのか、その空間と周囲の関係はどうか、こうすることによりどんな効果があるか、あらゆることに対して理由を考えるはずです。
それをしっかり言葉で伝えられるようにしましょう。
上手く話せないということで、考えが伝わらないことがあります。
そうなってしまうと、先生からは考えていないと思われてしまいます。
自分の考えがあるのに、適当にやっていると思われたくないですよね。
そうならないためにも、自分の設計に意味をもたせた後はそれを説明できるようにすることが重要です。
最後に
今回はエスキスで病まないためにという内容で書かせていただきました。
エスキスを受ける前には、
- 前回との違いを言えるようにしておく
- コンセプトとのずれがあるか確認する、あるならコンセプトを変えるか考える、変えるなら理由を明確にする
- 設計の意味を話せるようにしておく
という対策方法をお話してきました。
少しでも多くのエスキスに悩んでいる方の問題解決のお力になれれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。それでは、
合わせて:【初めての】建築設計課題の進め方
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