【種類/特徴】建築学科の研究室選び・研究の流れ|就活への影響

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今回は建築学科には、どのような研究室があるのかについてまとめています。

研究室選びに迷っている方や研究室の概要を知りたい方におすすめの記事となっています。

本記事を読めば分かること:

  • 研究室の種類
  • 各研究室の特徴
  • 卒業研究の流れ
  • 学部卒の就活における研究室の影響

それでは見ていきましょう。

建築学科の研究室種類および特徴

多くの大学では、以下のように大きく分けられます。

  • 建築デザイン
  • 都市デザイン
  • 建築史
  • 建築生産
  • 建築環境設備
  • 建築構造
  • 建築材料

それでは、大別したものがそれぞれどのような人に向いているのか、どんな内容を勉強するのか簡単にまとめていきます。

建築デザイン

設計をしたい方が進む研究室です。

意匠系というやつです。様々な建物の設計が学べます。

建築デザインは多くの人が最初にイメージする「建築家」を想像していただければ分かりやすいです。

将来は設計業務に携わりたい、さらには自分の設計事務所を持ちたいという人が多いです。

都市デザイン

設計をしたい方が進む研究室ですが、こちらは都市や街並のデザインです。

多くの人がイメージする設計とは違うものです。

建築デザインが個の建築とイメージすると都市デザインは集合体の建築というイメージができます。

将来は街づくりなどのディベロッパー志望の人が多めです。

建築史

歴的建築物について学びたいと思っている方、リノベーションについて学びたいと思っている方向けです。

建築の歴史を勉強したり、歴史的建築物の現状を把握し図面に起こしたり、その建築物の元の形を考察したり、活かす方法を学びます。

建築生産

建築のものづくりや建築積算、プロジェクトマネジメントについて学びたい方向けです。

実際の建築物はどのようにできていくのか、周りとどのような関わりがあるのかが学べます。

BIMソフトなどを用いたりする研究室もあるので、建築関連のソフトを使えるようになりたいと思っている方もおすすめです。

建築環境設備

環境系に興味がある方向けです。

建築物が環境に及ぼす影響を調べたり、設備によって環境にどのような負荷がかかるか等の建築環境に関する内容が学べます。

建築物が環境に与える影響というのはとても大きく問題となっています。

日ごろから環境を気にする方は、設備について勉強してみるのもありだと思います。

進路としては、そのまま設備系に進む人が多いと思います。

建築構造

構造系に興味がある方向けです。

建物の骨組み部分として重要な建築構造について学べます。

耐震性能などの外力を受けたときの構造体の評価をする実験をしたり、既存建物の評価を行ったりもします。

将来は構造系の職に就きたいと思っている人が多めです。

建築材料

建築材料について興味がある方向けです。

構造材料や仕上げ材料、防水剤、、様々な材料についてどのような性質があるのかが学べます。

人によって、材料のテーマを選べるので好きな材料があるならその研究をするのもいいと思います。

卒業研究の流れ

大体の学校では4年生になってから始まります。

ただ、学校によっては3年生後期からプレゼミを通して、着手し始める所もあるかもしれません。

以下では、意匠系とその他で分けて説明していきます。

意匠系

基本的には、デザイン系の研究室では卒業設計をします。

研究室によっては、デザイン系の研究室でも卒業論文(研究)か卒業設計か選べるようです。

4年生前期の終わりと4年生後期の中間で、途中経過の発表をして、後期の終わりに全体発表をするという流れになることが多いです。

その他

デザイン系以外の研究室では、ほとんどの人が実験などを行い卒業研究をしていくことになります。

大学以外の機関と共同で実験を行っていくことも結構あります。

実験などの時期に関しては、教授や協力先の都合により決まりますので定まっていません。

おおよそ夏前から秋の間に行うと思われます。

意匠系と同様で4年生前期の終わりと4年生後期の中間で、途中経過の発表をして、後期の終わりに全体発表をするという流れになることが多いです。

研究室と就活の関係

学部卒では、研究室による就活への影響はほとんどないです

これは、学部卒より大学院卒の学生を優遇して採用するからです。

つまり、学部卒ではどの研究室だろうが一律に扱われるということです。

多くの企業と繋がりを持つ教授がいれば、確かに就活はしやすいかもしれません。

でもそれは研究室の種類から就活が優遇されるわけはでなく、教授の力ですので、ここでは就活への影響はほとんどないと書いています。

注意してほしいのは、特に意匠系の人です。

設計をしたい人は、基本的に大学院卒でないと採用されにくいからです。

学部卒で設計職採用される人は一握りですので、進学をおすすめします。

最後に

今回は、建築学科の研究室についてまとめました。

研究室は大別すると:

  • 建築デザイン
  • 都市デザイン
  • 建築史
  • 建築生産
  • 建築環境設備
  • 建築構造
  • 建築材料

卒業研究の流れと就活に対する影響:

  • 卒業研究は4年生になってから始まり、途中の発表を通して最終発表をするという流れ。
  • 学部卒なら研究室による就活への影響はほとんどない

研究室では自分がやりたいことをするのが一番だと思います。

まだなんとなく方向性が定まっていないという方の参考になっていたら嬉しいです!

他にも進路に関する記事を挙げていますのでチェックしてみてください。

合わせて読みたい:【学部卒】建築学科卒業後の進路選択|進学・就職 

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