今回は建築学科2年生の授業内容や特徴について書いていこうと思います。
これから建築学生になる方や建築学科1年生向けの内容となっています。
✅ この記事を読んで分かること
- 建築学科2年生の主な授業内容
- 時間割の例・特徴
- 2年生で大変なこと
それぞれ説明していきます!
建築学科2年生の授業内容について
ここでは、建築学科2年生の授業内容について説明していきます。
2年生は、1年生の時に比べて専門的な内容を取り扱い始めます。
前期後期それぞれのポイントをまとめます。(※大学により差があります)
- 前期:設計課題の本格化(規模が大きくなる)、CADを学ぶ
- 後期:設計課題、BIMを学ぶ
前期
2年生が始まると、設計製図の授業で規模が大きめの設計課題が出されるようになります。
例えば、図書館や集合住宅、美術館、、、などが挙げられます。
もう一つ大きなポイントとして、CADの授業があります。
CADというのは、パソコンを使って図面を描くソフトのことです。
授業でCADを行わない大学もありますが、勉強しておく必要はあるので独学でも始めてみましょう。
実際、仕事として図面を描くときはCADを用いることがほとんどです。
後期
2年生の後期においても、設計授業が大きなポイントとして挙げられます。
前期とやる内容にそこまで差があるかというとそうでもないですが、課題量が減ることはありませんので、重要ポイントとして挙げました。
もう一つは、BIMの授業を挙げました。(BIMをやる大学は少ないかもです)
CADが二次元の情報であるのに対して、BIMは三次元の情報を取り扱います。
下の写真みたいな感じで、建物をモデリングしていくことができます。
時間割の例
ここでは、建築学科2年生の時間割の例を紹介します。
これらは、実際に私が2年生の時の時間割となっています。
科目名について:
- 一般は、数学や物理、英語、人文系、体育などのこと
- 製図は、設計製図のこと
- 専門は、建築関係の専門科目のこと
特徴
2年生の時間割の特徴としては、一般科目がかなり減って専門科目が多くなるということが挙げられます。
一般科目は人によっては、後で取るという人もいるので一概には言えないですが、傾向としては一般科目を取る人は減ります。
それと、2コマ続きの授業が多くなると思います(大学によりますが)
私の場合は、前期の授業で製図が3コマ、そして2コマ続く授業が2つありました。
履修登録時は気を付けて登録しましょう。
2年生で大変なこと
ここでは建築学科2年生で大変なことについて書いていきます。
予想がついている人もいると思いますが、2年生で大変なことは
- 設計課題
- CAD・BIM
となります。
設計課題
設計課題は1年生の時にも軽くやりますが、2年生になってから本格的に敷地調査や事例収集などを通して自分の設計課題に取り組んでいくので難易度が上がります。
何が大変になるかというと、毎週のエスキスという作業と、提出前の追込み時期が大変です。
エスキスというのは、毎週の進捗を担当の先生に見せてフィードバックを貰ったり、議論することを言います。
ここで厳しい意見を貰うこともあります。
また、中間発表や期末発表の前になると提出物が多くすごく忙しいです。(他の科目とも被ってしまうので)
設計課題の進め方については、【初めての】建築設計課題の進め方を参考にしてみてください。
CAD・BIM
CADやBIMに関しては、慣れないパソコン操作で図面を描くことに最初は苦労します。
ただ、やっていることは基本的な内容になるので授業を聞いていれば特に問題は起こらないと思います。
慣れればテキストを見て自分で進められると思うので、操作に慣れるまで耐えましょう。
最後に
今回は、建築学科2年生の授業内容ということで特徴や大変なことについて書いてきました。
今回の内容をまとめると、以下の通りです。
- 設計課題が本格化する
- CADやBIMといった建築ソフトに触れる
- 専門的な科目が増える
これから建築学生になる方や建築学科1年生は参考にしてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
他にも建築学科に関する情報を取り上げていますので、ぜひ見ていってください!
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